2003-07-17 第156回国会 参議院 環境委員会 第16号
その日のうちに安全評価調査会で安全との結論を出して、そして十二日にバイオテクノロジー部会で安全報告を出し、十三日にパブリックコメントの意見募集。先ほど申し上げたように、二日間の休みを、土日を挟んで三日間しかない。十八日が締切り。六月二十七日に食品衛生分科会を開いて、そこで安全との報告、そして即日、審議会が安全の答申を出す。申請からわずか一か月という短い期間でこういう安全との結論を出している。
その日のうちに安全評価調査会で安全との結論を出して、そして十二日にバイオテクノロジー部会で安全報告を出し、十三日にパブリックコメントの意見募集。先ほど申し上げたように、二日間の休みを、土日を挟んで三日間しかない。十八日が締切り。六月二十七日に食品衛生分科会を開いて、そこで安全との報告、そして即日、審議会が安全の答申を出す。申請からわずか一か月という短い期間でこういう安全との結論を出している。
厚生労働大臣が薬事・衛生審議会に諮問してからバイオテクノロジー部会が安全との報告を出すまでわずか十三日間、パブリックコメントに至っては土日を入れて五日間と驚くほど短いんです。通常、パブリックコメントの期間というのは最低でも三十日はあると聞いています。過去にこのような新たな安全評価で短期間で安全審査をあるいはパブリックコメントを行った、そういう例はあるのでしょうか。
○政府参考人(遠藤明君) 六月十二日に開催をいたしましたバイオテクノロジー部会の報告をホームページに掲載をいたしました。
それから、寄せられたコメントの意見、中身を含めまして、その中身をもう一度例えばバイオテクノロジー部会に戻して回答を出すようにするのか、検討をするのかどうか、そこのあたりはどうなんでしょうか。
○遠藤(明)政府参考人 得られましたパブリックコメントにつきまして、特に問題がなければ、バイオテクノロジー部会に戻すということではなくて、その次の段階であります食品衛生分科会の方で御報告をするというふうな手順にしております。
○遠藤(明)政府参考人 遺伝子組み換え食品等に関しますパブリックコメントにつきましては、平成十三年の安全性審査の義務化以降、国民の関心も特に高いというふうなことで、バイオテクノロジー部会終了後、食品衛生分科会の開催までの間、通常一カ月間を募集期間としてきたところでございます。
日本の厚生労働省衛生調査会バイオテクノロジー部会は、アメリカのモンサント社などが売り込んでいた遺伝子組み換え作物を安全指針に適合しているとして輸入、販売、流通を承認しました。特別部会が承認したのは、除草剤耐性トウモロコシが五件、除草剤耐性菜種十五件、除草剤耐性てん菜一件、除草剤耐性綿四件など、六作物四十七種類が日本の安全評価指針に適合しているとして承認されています。
そこで質問でございますが、国立衛生研究所に長く勤められまして、元中薬審のバイオテクノロジー部会の部会長も務められた先生でございますが、血液製剤や遺伝子組み換え製剤につきまして、安全ではないのではないかという不安がここの議論でもあるかのように思います。しかし、このような議論に対してどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
別に、バイオテクノロジー部会に出したものを下さいと言っているわけではないわけですから。つまらぬ逃げ口上で時間を稼ぐのはやめてください。
○田中説明員 食品衛生調査会のバイオテクノロジー部会で、今の方法について特に異論があるというふうには理解しておりません。
○栗原小委員長 バイオテクノロジー部会でしょう。
○堺説明員 遺伝子組み換え食品の安全性に関するパブリックアクセプタンスということにつきましては、組換えDNA技術応用食品の安全性評価指針を改定する際に、バイオテクノロジー部会から平成七年十月に出された報告書を消費者団体等に送付いたしまして、国内外からのコメントも考慮して、調査会で専門的に御審議いただいて、平成八年二月に改定しております。
実質的に組み換え食品の安全性評価の審議が行われる食品衛生調査会のバイオテクノロジー部会の分科会については、審議経過が非公開ということになっております。消費者には不安感が非常に強いわけでありますので、特許問題はありましょうが、可能な限り審議を公開し透明性を高めなければならないと思うわけであります。安全性問題を長く手がけてこられた先生として、この点はいかがお考えでしょうか。
それからもう一点、情報開示の問題でございますが、食品衛生調査会のバイオテクノロジー部会で確認作業というものがされているわけでございますが、その提出された資料、どういう資料に基づいて確認作業をしたかというような資料はすべて公開をして、情報開示に努めているというところでございます。 以上でございます。